だけど僕は20センチ先の君だけを目指す

日記。


f:id:va2la:20220319151905j:plain
ケーキ食べた。

f:id:va2la:20220312125604j:plain
本とマグカップ


読了まとめ。

《いつか深い穴に落ちるまで》
小説。穴を掘って日本とブラジルを直線で繋ぐ「近道」を作ろうという国家の秘密プロジェクトについての話。ぶっ飛んだことを皆が仕事として淡々と行い完成まで綿々と繋いでゆく様が丁寧に描かれています。

頭から落ちるか、足から落ちるか。もちろん、頭だ。頭から突っ込んでゆけば、あちらへ着いたころにはきちんと足が下になっている。真っ昼間から、真夜中へ。スズキ・カズオは、カズオ・スズキに。すべてが逆さになったとき、ブラジルの土を踏んでいるのだ。

終始こういうテンションなんだよね~。大真面目。あと、この部分読んだ時に「そうねワイルドも地球の裏側じゃマイルドになるもんね…」って思いました。(お約束)

《ほろよい読書》
お酒にまつわるアンソロジー。めちゃよかった〜!どのお話も好きだったけど、特に《醸造学科の宇一くん》は短編で終わっちゃうのが勿体無いくらい、続きが気になるお話でした。長編で読みたい。

《道なき未知》
森博嗣の小説を1冊も読んだことないくせにいきなりエッセイに手を出すという。まずタイトル良すぎないか?「道なき未知」て。
具体的なものより抽象的なものを好むとご本人が仰っていて、実際抽象的なお話が多い。(考えるを考える、みたいな)

研究がこのような試行錯誤の繰り返しになるのは、前例というものがないためだ。成功した例が過去にない。フロンティアだからこそ、研究しているのである。
人生も、あなたが生まれて、あなたが生きているのは、世界で唯一の条件であって、過去にあなたが生きた例はない。誰も研究していないし、どこにも発表されていない。人生とは、フロンティアなのだ。
あなたの生き方は、あなた自身が研究し、あなたの仮説をあなたが試してみるしかない。自分の仮説を信じて進み、駄目ならば、仮説構築からやり直す。この繰り返しこそが、「生きる」ということなのである。

めちゃくちゃ理系だし論理的だしロマンチックでもある。

《作家の収支》
同じく森博嗣です。タイトルそのまま、お金の話。おもしろかったしわかりやすかった〜。個人的には《道なき未知》は「なるほど」が多かったけど、こちらは「そうそう」が多かったかな。時間と労働とお金に対する考え方や話の展開の仕方が「わたしもそうだな」みたいなかんじだった。(烏滸がましすぎるけど)
あと、森さん多作でびっくりしたんだけど、やはりこういったコンテンツに於いて「数多くの作品を世に出す」ことには収益的な面でのメリットも大きいんだなと感じた。
森さんは、将来的には電子書籍が「書籍」と呼ばれるようになり、印刷書籍は限定品や記念品的な「グッズ」という扱いになるであろうと予測されていて、この考え方についても概ね同意。音楽に於けるCDは最早そうなりつつあるよね。ただ、本に関しては図書館とかの問題もあるから(そのあたりもシステムさえ整備されればもちろんクリア出来るとは思うけど時間とコストはかかるだろうしお役所関連となると動きも遅そう)、数十年単位で先の話かなぁという気はする。シェアはもちろん変化していくだろうけど、音楽ほどの激しい変化ではなさそう。そう思う理由は色々あるけど、例えばCDあっても再生機器がないと聴けないけど本はあれば読めるとか、そもそも「本を読む」というパイの少なさとか。(メジャー産業かマイナー産業かという違い)(これはサブスクという形態がアリかナシかというテーマにも転用できそう)


ラジオまとめ。

ANN(3月14日)
ゲスト クリーピー!!!
アカデミーの話にアルバムの話にクリーピーに盛りだくさん回だった!わたしも菅田さんのアルバムしゅーじまんのスタンバイ入ってへんやんと思ってたですよ。(ヘビーリスナー)
4月からこの枠誰になるのかな〜、個人的にはとーりさんだったら最高だけど立場的に菅田さんとほぼ同じ(新婚かつ俳優業超多忙)だから深夜の生放送ラジオは厳しそうか…と思ってたら、クリーピーが昇格するんだね!なるほどっていう人選。とりあえず初回は聞くかな〜。

三四郎オールナイトニッポン0(3月18日)
ジングルの子どもまちゃききゃわだたし「0」言うの忘れる菅田さんきゃわだた。