26作連続1位

逡巡する、ということ。憚る、ということ。こういうことはできない、という一線があること。それは全部、男らしさだと思う。女がすれば、女らしさ。そして、どちらも昨今失われつつある。つまり、人間性の崩壊。

最近読んだ江國香織のエッセイ《泣く大人》からの引用です。

シャラサマの時に、真っ最中には何も言わず黙ってMステのパフォーマンスで魅せてくれたところ、わたしはめちゃくちゃ良かったと思っていて。でも終わってから「ありがとう」ってストレートに伝えてくれたところもめちゃくちゃ好きだなと思っていて。いや、なんていうか、こういうご時世だけどアイドルとして守って欲しいラインってあるよなぁ~っていう話。です。それは美学と言い換えてもいいし、矜持と言い換えてもいいし、プライドと言い換えてもいいし、信念と言い換えてもいい。とはいえ、矜持やプライドで飯は食えないので(それはそう)、本当になりふり構っていられない時にはそんなもの何の役にも立たないんだけどね。でも、アイドルって、そういう仕事じゃん?とも思うんですよね。(そういう仕事=カッコつける仕事)

キスマイには、1人のファンに沢山CDを買わせようと考えるのではなく、1人でもファンを(きちんとCDを買ってくれるファンを)増やすためにはどうすればいいのか、と考え続けるアイドルでいて欲しい。そのための努力を惜しまないアイドルでいて欲しい。もちろんずっと応援し続けてきたファンのことも大切にして欲しいし、全ての仕事に対して真摯に向き合って丁寧に取り組むアイドルでいて欲しい。

ま、こんなのはぜーんぶ、オタクの戯言で妄言で勝手な理想論でしかないんだけどね。

別に今回のプロモーションでキスマイの言動や振る舞いについて特に気になったところがあったとかじゃないです。目に余るほどでもなく、まあ「買ってね~」ぐらいは当たり前に言うし。ただ、昨今のアイドル業界の情勢(オタクも含めた全体の)を見るともなく見てて「うーーーん」って、なんとなくもやもやしたりしてるだけ。むしろキスマイはこういうところ小心者の集まりだと思ってるから「買って!買って!何枚も買って!!!!」ってド直球を(それが本音だとしても)ファンによう投げんタイプなだけだとも思うしw(だからカッコつけてるわけじゃなくて単にハッキリ言えないだけっていうのも大いにあると思う)(それで結果的にカッコつけが成立してたっていうパターンw)(なんてキスマイらしいんだろう…)

ということで、26作連続1位おめでとうございます。18.4万枚。踏ん張りどころだなぁ~。(って思うのがもう何作も続いているんですけどね)