歌う踊るヘマをする 美しい日々だ

日記。


f:id:va2la:20211009103947j:plain
f:id:va2la:20211010103606j:plain
本とマグカップ


読了まとめ。

《滅びの前のシャングリラ》
雪絵の話はないのか?と思ったらスピンオフで付録が付いていた。なんでこの仕様にしたんだろう?時系列的にはLocoの前に入れればまぁ自然じゃない?(短いとはいえ)って思ったけど、このスピンオフのラスト的に本体に入れ込むよりはスピンオフ扱いにしたくなるか。と、納得した。本体のラストわたしは好きだしこの本の世界観として美しく完結してると思うから、これはこれで全然いいんだけど、思想として(この本の「現実」は本体通りなんだけど、この本の登場人物の「思想」として)救いを持たせてくれるのがスピンオフのラストなんだよね。この「救い」は読者が感じる救いではなく登場人物が感じる救いなんですよ。何故なら読者的には別に救われないラストだから。(それをもう知った上で読んでるスピンオフだから) あーーー、上手く言えない。流浪の月の時も似たようなこと感じたんだけど、凪良さんは「小説」を「小説」として読ませるテクニックに長けていると思うんだよな。

明日死ねたら楽なのにと夢見ていた。
その明日がついにやってきた。
なのに今になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている。
後悔じゃない、もっとやわらかい眩しい気持ちだ。
これを希望と呼ぶのはおかしいだろうか。

ストーリー自体はそんなに真新しさとかない、小惑星だか隕石だかが地球にぶつかるからあともう少しでみんな死ぬってやつ。このパターンって多分がんの余命宣告で辿る感情のフェーズと同じような 絶望→拒絶→荒廃→諦念 ってかんじで、そのどこを起点としてどこに照準を合わせて小説を描くかによって本としての仕上がりもだいぶ変わってくると思うんだけど。同じ地球滅亡系でも伊坂幸太郎の《終末のフール》は、ほぼ「諦念」の部分を描いていたと記憶しているので、印象がだいぶ違う。最近読んだ《ライオンのおやつ》も、ほぼ「諦念」だった。それと比べるとこの本はだいぶ激しい。絶望拒絶荒廃諦念ぜんぶ盛り(荒廃多め)。まあ宣告されたタイムリミットが1ヶ月と短かったからね… 登場人物たちがどんどん殺人を犯していくので「うーん、あんまり好きじゃないなこの話…」と思いながら読んでて、いやまあ本当に地球が滅亡する宣告されたら実際こうなるんだろうよって思うからリアルと言えばリアルなんだけど、そしてもちろんそういう荒廃した世界の中にあっても光るものを描いている作品でもあるんだけど、トータルあんまり好きじゃないかな~~~と思ってて、でも終わり方がよかったのと、スピンオフの扱いの巧さで、最後にグッと自分の中での評価が上がった1冊でした。

《女が死ぬ》
1編がめちゃ短いので電車とかで読むのにちょうどいいけど、内容が電車とかで読むのにちょうどいいかどうかは…ってかんじ。

《青くて痛くて脆い》
うーーーん???? まあ、青くて痛くて脆い話だから、タイトル通りだなってかんじ。思い込み激しくて感情こじらせてる楓が私的制裁を行ったことの是非はそれはそれとして、モアイが学生たちの個人情報を企業に横流ししていたことは紛れもない事実だよな?っていう確認を何度もしながら最後の方を読んでたんですけど。なんか展開の割にラストの着地があんなかんじで、話の筋は通ってるのかこれは…?って思いました。でも肩入れも共感も出来なくてもいっきに読めたからつまんない小説ではなかったってことかな。ただ、映画で 吉 沢 亮 が楓なのはわたしと解釈違いすぎる。楓はあんな美形じゃないと思う。ブスすぎてもよくないけど。もっと「ほどほど」な外見のイメージだなぁ。


dTV視聴まとめ。

PSYCHO-PASS 2
おもしろかったけど、1の方がおもしろかったな…

《キングダム》
24話。
夜明け前の信と政の語らいはよかった。ちゃんと回収してくれるかんじが。

ドラゴンクエスト ダイの大冒険
51話。
大人になってから気付いたシリーズのひとつなんだけど、クロコダインもいい男ですよね。ビジュアルはアレだけどさ。


ラジオまとめ。

ガヤラジ(10月2日)
《Fear》
《Original Color》

モエラジ(10月6日)
《SO BLUE》

キスラジ(10月6日) 横尾千賀
《Fear》

ANN(10月4日)
お~、ナゴリ第3弾。さすがにTシャツくるやろと思ったらやはりTシャツでしたん。今度こそ買いたいw(価格デザイン共に納得できるものでありますように…)