日記。
本とマグカップ。
桜が咲き始めているものの、さむすぎてなんとまだ衣替えをしていない！4月なのに！さむい！！！！
3月の一瞬すごいあったかかったのは何だったのだ。
読了まとめ。
《世界の美しさを思い知れ》
めちゃくちゃよかった……………
まずタイトル良すぎないですか。世界の美しさを思い知れ。俳優をやっていた双子の弟が突然自殺して、兄が弟の遺骨の一部と共に世界各地へ旅に出る話なんだけど、めちゃくちゃよかったんですよ。若干ねたばれになるんだけど、どんなに彼の足跡を辿っても、何をやってみても、最終的には「わからない」というところがよかった。わからない、わかるはずもない、たとえ双子であっても。それでも「気付いてやれなくてごめんな」という気持ちを抱えながら、残された人間は己の生を全うする。エンドロール以降は蛇足なのでは？という印象だったけど、貴斗の死を描くことで彼は彼の生を全うしたことが読者に伝えられるので、やっぱりこの2ページは必要だったんだなと今この感想を書きながら思いました。
《勉強の価値》
これもタイトルが良い。森博嗣です。（最近ハマってる）
自分が中学生くらいの時にこの本読みたかったなと思った。
《アパレルに未来はある》
わりと新しめの本なので（2021年12月初版発行）、コロナとかも絡めてアパレル業界のあれこれについて書かれてる。タイトル通り、内容も基本的には前向きです。服のサブスクがいちばん興味深かったかな。すごいざっくりな物言いをすると、断捨離、ミニマリスト、エコ、リユース、サステナブル、などなど近年のライフスタイルの傾向（流行）に「服のサブスク」というシステムがマッチしてると言えると思うので（ざっくりよ、ざっくり）、まぁそれなりに受け入れられるやろなと思いました。
《ダンデライオン》
タイムリープ・ミステリ・ボーイミーツガールってかんじのお話。ちょいちょい「んー？」と思う部分はあれど（未来の情報を過去に書き残してきてお金稼ぐのとか…）（物語にそこまで深く関係ないわりにズルさが際立つし、震災に絡めてあるのもなんか無理あるかんじがした）、軽めにさくっと小説読みたい時にはちょうどいい本だと思います。主人公の名前がちょっと特殊な読み方かつ物語の1単語目（西暦を除く）だったので、この読み方なの絶対なんか意味あるよな～と思ってましたよ。てか、中田永一って乙一の別名義なんだね。全然知らずに読んでたわ…
《残月記》
本屋大賞ノミネート作が発表された時に初めて知った本。短編2本と中編1本。それぞれ完全に独立した話だけど、どれも月が絡んだもの。めちゃくちゃおもしろかったし、わたしは好きだけど、これは好みが分かれるタイプの本だなと思うので人に薦めたいやつではないw わたしは好きだけどね。まず、設定がどれもぶっ飛んでるんだけど、その発想力がすごいなと思ったし（しかもおもしろい）、そのぶっ飛んだ設定に対する筆力が圧倒的であると感じた。とにかく文章が美しく老成している。玄人感がすごい。日本語を使いこなしている、という表現でもいいかもしれない。結構グロエグ要素も多めなんだけど、その描写に使われている言葉は淡々と静かだったりするので内容の割に攻撃性が低いのかもしれない。あとは人としての線引きですかね。わたしが許容できる範囲内で留めてくれる作品だなと感じた。この部分がいきすぎてると「ハイもう無理ー」って投げ出したくなるんだけど。（このあたりは書き手と読み手の相性の問題） 性的なことと暴力的なことの描き方と線引きに於いて「あ、この人の本は大丈夫」って思えると安心して読めるからね。あと、ラストの描き方も相性をはかるポイントのひとつですな。この本はそのあたりを全部（わたしの基準に於いて）クリアしてた。
いや〜、すごい本に出会ったな。3作ともよかったけど、やはり表題作の《残月記》がめちゃ良い。近未来ディストピアの様相でありながらも（この設定や世界観も圧倒的に読ませてくる。すごい）、読後感は一途なラブストーリーなんよ… ロマンチックなんよ…… まじですごい本です。ただ、大賞ってかんじではないと思うので（先述の通り好みが分かれると思うので）、本屋大賞ノミネート5作読んだわたしの大賞予想はやはり《正欲》かなぁ。朝井リョウと、まだ読めてないけど西加奈子の一騎討ちと予想（・∀・）
ラジオまとめ。
ガヤラジ（3月26日）
《Sailing》
モエラジ（3月30日）
《君、僕。》
キスラジ（3月30日） 藤ヶ谷千賀
《Re:》
ANN（3月28日）
菅田ANN最終回の予定だったのだけど菅田さんコロナ陽性のため代打とーりさん＼（^o^）／ ジングルも全部めちゃ凝っててよかったよ〜。
バンプはとーりさんリクエスト枠かな？とーりさんが菅田さんのライブにバンプのキャップ被ってきた話は菅田ANNリスナーの中では有名だしw、バンプ好きっぽいな。
