日記。



白。


読了まとめ。

《黄金の烏》
なるほどここからが本編か?1巻と2巻は壮大なプロローグで3巻からが本格始動って感じだなと思った。なんとなく物語の全容っぽいものが明らかになり(人間と猿と八咫烏)、なんとなく真の金烏というものが明らかになるのがこの3巻だったからです。そりゃあこの巻はこのタイトルになる。黄金の烏。
1巻2巻よりだいぶわかりやすかったし、わかりやすい上に小説としての巧さもあり(違和感の配置が絶妙)、ここからどんどんおもしろくなっていくのかなーと思わされた3巻でしたね。これまでに「んん?」と感じていた部分もほぼ解消されたかな〜。第一章のラストを読んで「えっ」てなって、冒頭の大山大綱に戻って「まじで?そういうこと?」ってなって、そういえば2巻でも…と思い出して鳥肌たったわ。
2巻ラストで、雪哉ほどのキャラをここで終わらすの勿体無いな…と思ってたけど、それも結局壮大な前振りだったというか、3巻を読んで2巻のラストに納得した。この流れというか、手順が、雪哉にとっては必要だったと納得した。とても緻密にキャラクターの動きが練られていて、すごい物語だ…

《空棺の烏》
水が……足りないんすね…………(何故なら棺が空だから!!!!!)って気付いた瞬間、顔を覆って天を仰いだよね… いやほんとすごい物語ですよこれ…
またしても雪哉最高の巻だったわ〜。明留はなんか憎めないというか、ハイキューの五色みたいなイメージだったw 雪哉が茂さんと出会えてよかったなぁ…ってしみじみしちゃった。

玉依姫
急に現実社会になった。この転換、エピソード0っぽいな(時系列はともかくとして)と思ったら、ご本人的にもそういう扱いらしく。3巻ラストで若宮と雪哉が人間界の夜景を眺めるシーンにゾクゾクしたので、このタイミングでこの角度からのアプローチ挟んでくるの最高。
サヨが帰ってこず山神さま怒り狂う→那律彦が八咫烏を守るために禁門に結界張ってその場で死亡→那律彦の棺が空→水が出ない→水が足りない→猿の侵入が可能に→そのせいで人質取られて奈月彦が禁門開ける(結局元に戻る) ってことですよね?那律彦が死んでからの閉ざされた100年が異常だっただけで、本来の形(山神さまに仕える的な)に戻っていくということか。皮肉というかなんというか。
ところで死にかけてたの明留ですかね?(ますほが必死だったので)

《弥栄の烏》
なんか雪哉がめっちゃ大人になっている…と思ったらもう20歳とかなのか。ほえー。いい感じにひん曲がった男に成長したな。(褒めてる)
澄尾がますほと雪哉をくっつけようとした(←言い方)くだりから「あ、これ死にかけてたの明留じゃなくて澄尾パターンかな」と思ったら、やはり。てかさああああああ死んだの茂さんかよおおおおおおおおおおお冗談じゃねえよおおおおおおおおおおおおお いや、誰なら死んでいいっていう話でもないんだけど(もちろん)、それでもこのフィクションの中でその人選は酷なんよ…
この6冊で「第一部・完」なんだよね?宗家のお家騒動には綺麗に決着つけないんですね。1、2巻を読んだ時の印象としてはもっと大紫の御前が出張ってくる話かと思ってたけど、3巻からガラッと変わったというのもあって(猿の登場)、山内を守る的な方向に物語の舵がきられたなぁ。これはこれでおもしろかったけど。それに、もしかして第二部でそのあたり(お家騒動)が描かれるのかもしれないし。
浜木綿の流産と世継ぎ側室云々の話がツラ過ぎたけど「物語としてよく出来てる…」と思う読者目線もあったので、そこをアッサリ解決してきたのも拍子抜けだったかも。まぁ、フィクションだしハッピーでいいんだけどさ。

《あなたに謎と幸福を ハートフル・ミステリー傑作選》
えっ、ぶたぶたじゃん。って、すぐわかったの我ながらちょっと感心してしまったよく覚えてたな…(別のアンソロジーで、この「ぶたぶた」シリーズの別の作品を読んだことがある)


dTV視聴まとめ。

SPY×FAMILY》
18話。
中村さんが何か愉快な役で登場した(・∀・)


ラジオまとめ。

ガヤラジ(11月5日)
《想花》
《SEVEN WISHES》

モエラジ(11月9日)
《君、僕。》

キスラジ(11月9日) 藤ヶ谷千賀
《Rebirth Stage》 ←ラジオ初OA