日記。



本とマグカップ


赤。


《あるかしら書店》
知り合いがオススメしてくれてわざわざ貸してくれた本なんだけど、めーーーっちゃよかった。まず絵の雰囲気がとてもかわいい。好きです。しかも内容もかわいくてほっこり癒されつつ絶妙にシュールさもある。クスッと笑える。好きです。(2回目)
これを読書記録扱いとしてよいものか迷ったんだけど、漢字にフリガナないし児童書というよりは大人も楽しめる絵本的なかんじかなと思ったので。他にもヨシタケさんの本を何冊かお借りしてるんだけど、ガチ絵本はさすがに読書記録には計上しないでおきますね。(ただの自分の拘りというか、ただの自分ルール)

《コンビニ兄弟 2 -テンダネス門司港こがね村店-》
おもしろかった!まだまだシリーズ続きそうだし、連ドラ化とかしそう(しやすそう)だよなー。

《臨床の砦》
臨床医としてコロナ診療の最前線に立つ夏川さんが、第三波の激動の中で診療と並行して書き上げた小説。現場の描写も主人公の心情もあまりにもリアルで、これフィクションていうかほぼ実録でしょうよ…と思いながら胸を痛めながら読んでいた。ら、あとがきで「私が実際に目にし、経験した事実に基づいている」「現実は、本書の内容より過酷であったことは付記しておく」と書いてあり「ですよね………」という気持ちに。夏川さんといえば代表作として思い浮かぶのは《神様のカルテ》だけど、同じ「信州の医療」というカテゴリにありながら文体から受ける印象が全く違う。今作は、抑えよう抑えようとしても抑えきれずに物語から迸るもの、みたいなのをヒリヒリと感じて、本当に、ずっと、胸が痛かった。わたしがこんなことを言える立場ではないのは重々承知してるけど、医師として、小説家として、この本を世に送り出した夏川さんの勇気と功績は偉大だと思うし、いつか我々は死んでそしてこの時代を知らない世代が生まれる時がくるけれど、この「コロナ禍」が遠い過去となり歴史上の一点となっても読み継がれていって欲しい小説だと思いました。人類が再び未知のウイルスの恐怖に晒された時に同じ轍を踏んではいけない。

《自薦 THE どんでん返し》
ミステリ界の重鎮が名を連ねているアンソロジー。豪華。そして期待を裏切らない。上質かつクラシカルな雰囲気の短編が楽しめます。どの作品もそれぞれ色んな意味で「巧い」タイトルだったのも印象的。
→《再生》
私的初綾辻作品。実は読んだことなかったんですよねー。世界観にグイグイ引き込まれて先が気になってページを捲る手が止まらなかった。おもしろい。
→《書く機械 ライティング・マシン》
私的初有栖川作品。実は読んだことなかったんですよねー。(アゲイン) これもおもしろかった。世にも奇妙な物語っぽくて。
→《アリバイ・ジ・アンビバレンス》
これもおもしろかった!読みやすかったし、文体が独特。好きなかんじだった。最後まで読んでタイトルに仕掛けられた二重の意味に気付く、この落とし方には「くぅ〜〜〜っ(やられた!)」となりますね。センスいいなぁ。《七回死んだ男》はいつか読もうと思ってる1冊。
→《蝶番の問題》
クローズドサークルもの。を、後日第三者の目線から、というスタイル。(クローズドサークルが作中作) 巻末の解説によると「夕刊フジに、読者チャレンジ型の懸賞ミステリーとして連載されたもの」らしい。終わってみればタイトルすごいヒントだな、という。
→《カニバリズム小論》
タイトル通りなんだけどそれにしてもこのタイトルはタイトルだけで気になっちゃうやつですね。これも勿論どんでん返しあります。
→《藤枝邸の完全なる密室》
収録作の中でいちばん砕けた雰囲気というか、コメディー色強めだった。倒叙の密室もの。「あるある〜w」な展開も含め、安心して楽しめるエンタメというかんじ。読みやすい。


dTV視聴まとめ。

《CUBE 一度入ったら、最後》
つ、つまんな…\(^o^)/
あまりにもスカスカな行間はよくないね。こっちも行間を読むぞという気が失せるもの。作中で明かされなくとも色々と設定はあるとは思うので(あるよね?なかったら完全にただの手抜き映画やぞ)、全てを詳らかにする必要はないけど(作品の性質上、謎を残しておくことで恐怖心が後をひくという効果は期待出来るかもしれないし)、観客に公開する情報の範囲選択が下手すぎる気がする。何事も匙加減はたいせつだなぁ。(教訓)
おかだまと菅田さんの役が逆だったら菅田さん的な見どころはもうちょいあったかもしれない。でもおかだまはおかだまでハマってたからなー。


ラジオまとめ。

ガヤラジ(2月4日)
《わんダフォー》
《SNOW DOMEの約束》

モエラジ(2月8日)
《Lemon Pie》

キスラジ(2月8日) 藤ヶ谷
《リボン》