日記。


GWに合わせて手術したので今年は酒も飲めないGWですよ\(^o^)/ ←術後2週間は飲んじゃダメって言われた
生物としてのピークもとうに過ぎてどんどん年老いていくばかりだし、体のアチコチにガタがきて「お金と時間と労力をかけてマシな状態にするor不自由さを抱えて残りの生を全うする」の選択を迫られる場面も増えていくばかり。ふーーー。自分が何歳まで生きるのかは知らんけど、せいぜい楽しく、出来るだけ健康体でいたいものです。



地図と高嗣。
こういうネタを説明するの野暮だなと思うんだけど伝わらない範囲が大きすぎる(と思われる)ので一応ブログでは説明しておくと、《地図と拳》という直木賞受賞作がちょっとした辞書並みに分厚くて自立するプラスその分厚さの比較対象としてのニカメロンちあプラス拳と高嗣で韻を踏んだ(しかも拳を高嗣で隠した)、というネタです。全部知ってる人にしか伝わらんなと思ったんだけど、ツイッターでリアクション貰えて嬉しかったよ!Mちゃん!


読了まとめ。

《地図と拳》
おもしろかった。戦争の凄惨さを伝える、というよりは、歴史エンタメ小説の色合いが強い印象で、読んでてツラいとかむごいとかはあんまりなかった。読みながら、建築(単位)、都市(単位)、国家(単位)、社会(概念)、地政学、資源、外交、これらの大元となる「地図」(概念としても)、みたいなことに思いを馳せた。ロマンあるな〜って思ったけど、そもそもベースにあるのが戦争やら植民地支配やらなので、そこを無視したらアカンやろという己へのツッコミとかも適宜入れつつ、ってかんじですかね。とはいえ今まであまり自分が触れてこなかった分野で(実は地政学については去年から気になっていたんだけど)、大変興味深かったです。
長編なんだけど、章毎にブツっと途切れる感じなので、感覚としては連作短編みたいな。あれ?この続き(Aさん)って結局どうなったんです???という疑問を頭の片隅に残したまま、新章では数年後の別の誰か(Bさん)の目線でのお話が展開し、その更に先で更に数年後のAさんがまた出てくるんだけどさっきの話はとっくに片付いており(それはそう)、みたいな。物語としての余白が多いというか。ただ、1899年から1955年という約半世紀の物語であるということと、登場人物の多さを踏まえると、その全てを語るには600ページそこそこでは足りないとも言えるでしょうなぁ。読み進めていくとAさんとBさんの邂逅フェーズとかもあったりして、登場人物一覧みたいなの自作して読む人も多そうだなって思いました。あと、多分大河ドラマみたいに史実とフィクションを交えて楽しむ物語だと思うんだけど、わたしの知識が浅薄すぎるせいで…(ぐぎぎ)というのは大いにありそう。余白に関して。知ってる人が読めばもっと理解はスムーズなのだろうし、もっと深く楽しめるんだと思う。
主人公の選定に意味はないと思いつつ、なんとなく定型にあてはめてこの小説をわかったフリしたいので敢えて言うなら(ここから先ネタバレですよ)、やはり「地図と拳」という言葉を発した細川が主人公かな〜。最初から最後まで出てくるし。でも主人公感強いのは明男だなと思う。
壮大で素晴らしい物語だとわたしは思ったけど、人に薦めやすい小説ではないかなとも思いますね。好みはかなり分かれそう。細かい部分で言うと、フラグ回収というか、しれっと天丼してくるこの「しれっと」具合が絶妙だなと思ったので(名付けとか櫃とか)(軍刀はさすがにあからさま)(勿論これはこれで最高でしたけども)、このあたりは他の小説も読んで確かめたい。

《差別は思いやりでは解決しない ジェンダーやLGBTQから考える》
タイトル通りの本。職場でカミングアウトするしないの葛藤など、確かにいちいち悩まされるのは煩わしいというか生きづらいと感じる人もいるだろうなと思ったものの、例えばわたしも「職場でのわたしはここまで」と決めてキャラづけして生きているので(そういう人はたくさんいると思う)、別に性的マイノリティ特有の悩みというほどでもないような…という印象は受けた。ただ、隠していたのに何かのキッカケで露呈してしまった時の己へのダメージの大きさとか考えると、一括りにするのは横暴だなとも思うわけで。
日本の社会全体への正しい知識の浸透と法の整備が必要だなぁと思いました。まだそんなところでモタモタしてんのかよ…というレベルなんでしょうけど。


ラジオまとめ。

ガヤラジ(4月29日)
《Sweet Melody》
《キスしちゃうぞ》

モエラジ(5月3日)
《Sweet Melody》