グッドワイフ

いや、おもしろいんだこのドラマが。今季わたしの推しドラマは、はじこい(は、言わずもがなw)、グッドワイフ、節約ロック、この3本なんですわ。
主人公の秘めた過去だったりなんやかんやを匂わせながら基本的には1話完結で進んでいく(そして物語のクライマックスで主人公の過去を清算する)っていうのが連ドラによくある見飽きた手法だけど、グッドワイフはその回のメインとなるストーリーもしっかり描いた上で旦那の事件の方も同時進行で進んでいくしその2つが思いがけず結びついたりもして(脇坂の離婚とか)、しかも多田先生との恋も!って、あっちもこっちもドキドキハラハラするし、軸が複数ありながらも話がゴチャゴチャしてないのもすごいと思うんだよな~。いやほんとこのドラマよく出来てる。
母がすごく大変な状況なのに子どもたちがグレたりしたらもうツラすぎて見てられない…って思ってたんだけど、隼人も綾香もめちゃくちゃいい子たちだし(これについては1話から安心していた)、ライバルである朝飛先生や謎のパラリーガルw円香さんに陥れられたりしてもツラい…って思ってたんだけど、こちらも杞憂に終わったし(朝飛先生はクールぶってるけど実は茶目っ気があって憎めないし円香も淡々としてるけど主人公のこと気にかけてくれてるし、2人とも誤解しててすまんかったな…という気持ち)(とりあえず今のところは)、ドラマとしてストーリーがおもしろくてよく出来てるのはもちろんのこと、主人公の蓮見杏子を取り囲む環境は(夫サイドを除けば)全然悪くない、ということに救わるし、このあたりのさじ加減が巧い。あと、常 盤 貴 子 演じる主人公が、強く凛々しく聡明で美しいところがとてもよいです。
試合に勝って勝負に負けたというか相手のほうが1枚上手だったな…っていう6話ラストだったけど、これ、円香はどのあたりまで掴んでたのかね。っていうのは考え過ぎかな~。ボールペンに目をつけたのは蓮見だけど、その尻尾を掴んだのって完全に円香の手柄なのに、最後に褒められるのは結局「弁護士」の「先生」なんだなっていうところに苛立ちというか不服を感じてるのか?っていう表情がちょっと気になった。