やすらぎの刻~道

16週目。公一兄ちゃんは何故結婚してないのだろうか…(こんなにしっかりしててこんなにかっこいいのに)(今の時代ならまだしも、この時代に長男が嫁を貰わないとか、あんまり考えられなさそう)ってずっと思ってて、父母が公次の嫁にと思ってしのちゃんを根来家に入れたという話を知った時にも「え、順番的には公一が先じゃないの…?まあ、歳の差的なことも考慮してしのちゃんは公次にってなったのかもだけど…」って違和感を覚えたんだけど、その謎がやっとこの週で解けたな~というかんじ。紀子さんっていう想い人がいたんだねえ。紀子さんが隔離されてる小屋で再会を果たした時の公一兄ちゃんがほんとにほんとに優しくて思いやりがあって、ほんとにほんとに紀子さんのことを愛してたし今でもこんなに愛してるんだね…っていうのが伝わってきてボロボロ泣いてしまった。昔とは変わり果てた姿を見ても「メシは?ちゃんと食ってるのか?医者にはかかってるのか?誰か面倒見てくれてるのか?」って畳みかけるように問いかける公一兄ちゃんの姿には愛しか感じなかったよ。紀子さんの今後も気になるけど(多分この時代だから先は長くないだろう…)、公一兄ちゃんが会いに来てくれてしかも昔と変わらず自分に愛を注いでくれることに、紀子さんはどれだけ救われたことだろう。
17週目。縁側で涼を取りながら一家団欒する根来家を見て「少なくなっちゃったなぁ……」と思いました。お父さんもお母さんも亡くなって、公次兄ちゃんは海軍へ、しのちゃんは行方知れず(この週で横須賀の病院にいるということがわかったけど)、鉄兵兄さんは赤紙を破り捨てて山へ。家族が半分になっちゃった。三平、しのちゃんの戦争への考え方が変わっていたことに安堵しただろうなぁ。わたしも同じです。優しさは想像力だし、無知というのは恐ろしいことだよ…